そろそろ転職したい…でも、この年数で転職って転職先的にはOK?
転職は考えているものの、作業療法士として勤めた経験年数や勤務年数で転職はどうなのか、少し躊躇してしまいますよね?
そんな方に必見です!
この記事では、作業療法士の転職におすすめの経験年数やタイミングのはかり方について 詳しくお伝えします。
転職したいけど、どのタイミング?と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
作業療法士の転職は、何年目が多い?
作業療法士は、国家資格を保有している分、転職しても就職先が見つかりやすく、転職することが多い職業です。
でも、実際転職を考えた際、何年目が受け入れやすいのか、他の人はどのくらいの経験年数で転職しているのか気になりますよね。
では、作業療法士の転職は、何年目が多いのでしょうか?
実は、作業療法士の経験年数で一番転職が多い時期は、3〜5年目です。
もちろん他の経験年数でも転職している人は結構います。しかし、3〜5年目では、以下の理由から転職が他の年数より増加しているんです。
- 昇給が少なく、給料が安い
- 仕事量が増える
- ステップアップを望みたくなる
- 結婚や将来のことを考える
- 人間関係で疲れた
- 通勤距離が負担に感じてくる
- 作業療法士以外にやりたいことができた
昇給が少なく、給料が安い
作業療法士の昇給は、雀の涙程度です。
この話にうなずいている方、結構多いはず!
就職時は職務手当などが支給されているため、思ったより給料が高く感じるかもしれません。
しかし、数年勤めていると、やらなければいけない仕事やできる仕事量は増えてきているのに、ほとんど増えない給料に苛立ちを感じる方も多いでしょう。
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仕事量が増える
新人の1〜2年目では、まずは業務に慣れることが第一優先となるため、患者や利用者の対応を中心に任されます。
しかし、3年目以降になると、任される患者や利用者人数が増え、書類業務もしくは病院や施設の委員会への参加、後輩や学生指導なども任されるようになり、仕事量として大きく増えてくるでしょう。
特に、やりたかった作業療法以外の業務の多さは、苦痛と感じる方も多いのではないでしょうか?
ステップアップを望みたくなる
作業療法士として実際に働き、仕事にも慣れてくると、「この分野で頑張りたい」「この治療法をマスターしたい」など、今の職場よりさらに専門性の高い職場で自分を成長させたいと考える方も多いでしょう。
また、今の職場の分野とは全く違う学生時代から少し気になっていた分野に、やっぱりチャレンジしたいという方もいると思います。
せっかく興味を持った分野、人生は1度きりなのでチャレンジしてみる価値はあると思います。
結婚や将来のことを考える
結婚の時期や将来の拠点をどこに置くかを考えた際、転職の時期は悩みますよね。特に3〜5年目ごろは結婚や将来について考える方も増えてくる時期かと思います。
どのタイミングが良いかなんて正解がないので、なおさら悩みますよね。
この結婚や将来のことを考えて転職を検討しているのであれば、とりあえず今の職場の福利厚生を確認してみてみましょう。
結婚や将来などを考えた際、以前に比べ家族理由で休むことが増えてきます。今の職場ではどのくらい休みが取れるのか、また休みやすい環境なのか、有給はどのくらい確保できるのかなど確認しておくことが大切です。
これは、転職先を考える上でも大切で、結婚や将来を考えて転職するのであれば、自分だけの都合で生活はできなくなってくるので、職場の規則上や雰囲気として休みやすいか、給料面に不満はないかなど、入職前にしっかりと確認しておきましょう。
人間関係で疲れた
職場で長く働き続けられるかどうかは、人間関係が大きく影響しているように思えます。
特に3年目以降は、業務内容も増え、さまざまな人と相談や連絡をとり仕事をしていくようになりますよね。
- 同僚
- 上司
- 後輩
- 多部門や多事業所
- 患者や利用者
よく話さなければならない相手がどうしても自分とは合わない人だった場合、勤務時間は本当に苦痛ですよね。そんな中働いていると、他の仕事も苦しくなってしまいます。
特に1〜2年目の頃は、気力でなんとか乗り越えられても、3年目となると我慢の限界となる方が多いようです。
通勤距離が負担に感じてくる
就職したての頃は、やる気に満ち溢れているため、苦にも感じなかった通勤距離ですが、長期間の勤務となると、心身ともに結構疲れてきます。
そこに上がらない給料や増える仕事量、人間関係の疲れなど、他の理由も少なからずあれば、転職を考えたくなるのも無理はないでしょう。
作業療法士以外にやりたいことができた
作業療法士として働いてみると、他の職業も気になることもありますよね。
私も一度作業療法士から離れ、保育士として働きました。人生は、一度きりです。自分にどんな職業があっているかやってみないと分からないこともあります。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
私のようにチャレンジした結果、やはり作業療法士が自分に合っていたという再確認することもあります。
再確認することで、作業療法士として意欲的に働くことができるでしょう。
でも、実は1、2年目でも5年目以降でも転職は大丈夫!
今まで3〜5年目で転職している人が多いと話してきましたが、3〜5年目ではないと転職が有利ではない…ということではないんです。実は、作業療法士の転職は1〜2年目でも5年目以上でも大丈夫なんです。
やはりここは、国家資格を保有している強みですね!
1〜2年目や5年目以降でも良い理由は、こちらです。
- 新人のうちに方向性を決める
- キャリアを早いうちから積み上げ始めることができる
- 新たな挑戦と成長の機会になる
- 仕事とプライベートのバランス
新人のうちに方向性を決める
新人の作業療法士が職場を辞めることは、一見するとネガティブな側面が強いように思えるかもしれませんが、実際には将来の方向性をより良く決めるための良いステップとなることがあります。
新人の段階では、まだ自身の進みたい分野や興味がある領域が分からないことが多いですよね。
そのため、実際に働きながら患者さんと接し、様々な場面を経験することで、自分が得意な分野や関心を持つ分野が徐々に明らかになっていきやすいんです。
新人期間中にさまざまな経験を積むことで、自分の専門性を高めるためにどの方向に進むべきかを見極める良い経験になることも。
また、新人のうちにさまざまな職場の雰囲気に出会うこともできるので、自分に合った理想的な職場の条件や価値観を明確にすることができます。
このような経験を新人のうちから実際に多く経験することで、将来的に他の専門職との連携が必要な場面でより効果的なコミュニケーションや協力ができるようになりますよ。
キャリアを早いうちから積み上げ始めることができる
作業療法士としてこれからどんどん成長していく新人にとっての転職は、実は単なる職場の変更以上に重要な意義を持つことがあります。
早期に職場を変えることは、専門的な成長やスキル習得、そして幅広い経験を積むことができるんです。
転職することで、新人のうちに興味ある分野の多くの症例に触れる機会が増えます。これにより、実際に幅広い臨床経験を積むことができ、将来的にさまざまな患者に適切なアプローチを提供する能力を養うことができます。
また、新しい職場では、その専門分野に卓越した先輩方と働くことができるので、自身の知識が広がる上、その分野のコネクションやネットワークを広げていくことができますよ。
新たな挑戦と成長の機会になる
5年目以上の転職もとっても価値があります。長期間勤めることで培われた経験や専門的なスキルが、より新たな挑戦と成長の機会となりますよ。
長期間にわたって同じ職場で働いていると、ある程度特定の症例やアプローチに特化することがあるかもしれません。転職によって異なる医療機関や施設で働く機会が得られれば、新たな症例に触れることができ、自身の専門領域を拡大することができます。
また、転職によって異なる職場環境に身を置けば、新しい治療アプローチや技術、より専門的な知識を学ぶ機会が増えます。今までの自身のスキルと合わせることで、さらに効果的な治療を提供する能力を向上させることができそうですね。
5年目以上の転職は、今まで経験してきた蓄積があります。これを契機に自分の目標を再評価し、自分がどの方向性に進んで行きたいかを模索する機会にできると良いですね。
何年目でも、人生は一度きりなので、後悔せずにチャレンジするべきです!
仕事とプライベートのバランス
5年目以上の転職では、結婚や出産、UターンやIターンを考えている人、体調などを気遣って転職する人が多い印象です。
労働時間やシフトの調整がしやすい職場に転職した際、より柔軟なスケジュールを確保することができます。自分や家族の予定に合わせて変更しやすいことにより、家庭やプライベートな活動との両立がしやすくなります。
また、通勤時間が短縮される転職先を選ぶことで、通勤にかかる時間やストレスを減少させることができます。こ自由な時間が増えたことにより、家庭や趣味、リラックスタイムへと時間を有効に使うことができますよ。
転職の際に、福利厚生や休暇制度を重点的に考慮して探してみるのも良いでしょう。自身や家族の体調、出産や育児を考えると、断然休みやすい職場が良いですよね。今までの職場が休みにくい場合、家族や自分のために生活しやすい職場に転職することもありだと思います。
転職のタイミングは、各自の目標や状況によってバラバラです。早い段階での転職は経験を豊富に積むことができます。逆にじっくりと長く勤めた後は、キャリアの広がりや自分自身の生活に合わせて転職することができるでしょう。重要なのは、自分のキャリアの目指す先や将来の展望をしっかり考えつつ、自分自身が楽しく働ける職場への転職を選ぶことですね。
転職の流れ
まず最初に、自己分析を行い、自身のスキル、経験、興味、キャリア目標を整理します。どのような職場や環境で働きたいのか、今後のキャリアでどのような方向性を持ちたいのかを明確にします。
転職を検討する際には、さまざまな職場の情報を収集することが大切です。
ハローワーク、転職エージェント、知り合いからの紹介、病院や施設のホームページの求人募集などを利用して、求人情報や職場の特徴を把握します。
興味のある職場に応募し、書類を提出し、面接を受けます。
履歴書や職務経歴書、面接にて自分のスキルや経験を的確にアピールすることで、採用担当者に良い印象を築くことが重要です。
履歴書や職務経歴書は作成する機会が少ないので、悩みますよね。実は、履歴書や職務経歴書は、作成するポイントがあるんです。
履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、下記の記事をどうぞ!
例などもあわせて、ご紹介しているので、おすすめですよ。
履歴書の志望動機欄に悩んだら、こちらをチェック!
転職先でのスタートは、新たな挑戦へのワクワクと成長の可能性が広がります。初めは焦らず、ゆっくり職場に慣れていくつもりでスタートしていきましょう。
転職時の流れは個人によって異なる場合もありますが、これらのステップを順に進めることで、よりスムーズな転職が実現できるでしょう。自分の目標をしっかりと持ちながら、求人情報をチェックし、適切な職場を見つけることが重要です。
よくある質問
- 今の職場を辞める場合、いつぐらいに職場に言えば良いですか?
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実は、法律的には退職したい日から14日前に申告することで退職することができます。
しかし、円満退職したいときは、就業規則に沿って退職の手続きをすることがおすすめです。
安易に1ヶ月あれば大丈夫だろうと考えて、調べもしないで計画を立てると、その後の転職などの予定が全て崩れてしまいます。
ひまわりリハビリ職では、今担当している方の引き継ぎなどもあります。
余裕を持って退職予定日の1〜3ヶ月前ぐらいに上司に退職の意向を伝えられるといいですね。
- 転職は、どんな時期がおすすめですか?
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転職におすすめの時期は、こちらです。
- 年度終わり(3月)
- ボーナス直後
- 4〜5月
- 番外編
やはり、年度明けはキリも良く転職者が多いので、求人が多いので一番おすすめです。
そのほか、ボーナス直後や国試に受からなかったや即退職してしまった職場への転職もおすすめ!
詳しくみたい方は、こちらもどうぞ!
- いざ転職を決意してみたけど、どう動いたら良いか分からない。どうしたら?
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なかなか一人で転職活動をすると言うのは、心配と不安がつきまとうものですよね。そこでおすすめしたいのが、転職エージェントを利用することです。
無料でおすすめの転職先を紹介してくれますよ。
転職エージェントに登録をしてタイミングを見るのもよし!
今すぐ転職するか迷っている人も、まずは転職エージェントに登録してみることがおすすめです。
転職は、タイミングなので、登録していることで不意に良い求人に出会え、自分に合った転職先を見つけられるチャンスを掴めることもあります。
もし、今の職場が辛くなってきた時期なら、転職エージェントに登録していると、いざというときに辞められるという良いお守りになり、心の安定につながることも。
迷っている人は、ぜひ登録してみて!
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まとめ
作業療法士の転職で一番多い時期は、3〜5年目です。
3〜5年目は、給料が上がらず、仕事量が増え、ステップアップや新たな挑戦を望む気持ちが高まります。また、結婚や将来の計画、人間関係や通勤距離の負担、他の職業に興味がある場合なども多いです。
ただし、1〜2年目や5年目以上でも転職が十分にあるんです。新人のうちの転職では将来進みたい方向性を決められます。また、5年目以上の転職ではキャリアを積み上げたり、新たな挑戦や成長の機会を見つけたり、仕事とプライベートのバランスを整えたりすることができ、心機一転、新しい生活を送ることがまだまだできるんです。
転職のタイミングは、個人の目標や状況に合わせて選ぶべきであり、最終的には自身が楽しく働ける職場を見つけることが重要です。何年目でも、人生は一度きりなので、後悔しないためにチャレンジすることが大切ですね!
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