今まで2回の転職経験がある「ひまわり」です。
他の記事でも、介護系の職場の給与の方が病院などの医療系に比べ、高い傾向があると話してきましたが、
実際のところどうなの?
作業療法士ってどのくらい昇給するの?
ぶっちゃけ金額はいくらぐらい?
と気になる方も多いと思います。
今回は、実際に病院勤務時代と通所リハビリテーション勤務時代の給与明細を公開します。
結論から話すと、やはり介護系の職場の方が給与は高いんです。
そして、医療系や介護系、どちらを選んだとしても、作業療法士の昇給は雀の涙程度。
悲しい現実…。
なので、給料を高くしたいなら、断然介護系の職場に就職することをおすすめします。
実際いくらぐらいなのか、ぜひチェックしてみてくださいね!
- 作業療法士の給与が気になる方
- 介護系の作業療法士の給与を知りたい方
- 医療系の作業療法士の給与を知りたい方
転職を考えている方は、こちらの記事もどうぞ!
現役作業療法士が給与公開!
1年目の新人、病院勤務時の給与明細はこちら!
基本給:161,400円
調整給:2,800円
職務手当:28,000円
通勤手当:10,000円
総支給額:202,200円
<控除>
健康保健:8,200円
厚生年金保険:10,188円
厚生労年金基金:4,100円
雇用保険:1,618円
所得税:6,380円
交友会費:1,000円
控除合計額:31,486円
差引支給額:170,714円
1年目の病院勤務時代の2ヶ月目、つまり5月の給与です。
田舎なので、地域全体的に安めの賃金です。
それにしても寂しい給与。
実家暮らしだったので,やっていけましたが,一人暮らしではなかなか厳しい金額。
当時、祖父の年金の方が高く、しょんぼりした記憶があります。
まじまじと給与明細を見てみると、職務手当がプラスされて給与アップと喜びがちですが、これには裏があるのです。
もちろん、作業療法士という資格を持っていることで、職務手当がプラスされることは喜ばしいことなんですが、実は、職務手当は、賞与の計算には含まれないんです。
ガーン。知った時は、ショックが大きかった。
賞与は、一般的に「基本給×○ヶ月分」という計算で算出している職場が多いのです。
賞与対策で、あえてこの支給方法?
でも、何ももらえないよりは職務手当でももらえるのは嬉しいですね。
3年目、ほとんど上がらない病院勤務給与はこちら!
基本給:166,900円
調整給:2,900円
職務手当:28,000円
通勤手当:10,000円
時間外手当:9,005円
総支給額:219,505円
<控除>
健康保健:9,020円
厚生年金保険:11,986円
厚生労年金基金:4,510円
雇用保険:1,317円
所得税:4,040円
住民税:6,000円
交友会費:1,000円
控除合計額:37,873円
差引支給額:181,632円
基本給は、166,900円ー161400円=5,500円
2年経過して、5,500円しか昇給しなかった。
経験年数が増えても、昇給のスピードが速くなるわけでもないようだし。
これは、なかなか給与が増えないわけだ!
通所リハビリテーション勤務時の明細はこちら!
- 交友会費が特徴的な名前なので、変更しました。
基本給:187,000円
調整給:35,000円
通勤手当:6,500円
総支給額:228,500円
<控除>
健康保健:9,020円
厚生年金保険:16,885円
雇用保険:914円
所得税:4,500円
交友会費:2,000円
駐車場料:1,500円
控除合計額:34,819円
差引支給額:193,681円
ちなみに、経験年数3年目です。
基本給が同じ地域で、20,000円ほど高くなります。
先程も話しましたが、基本給が高いということは、年収に大きく影響します。
基本給が1ヶ月20,000円高いということは、×12ヶ月で240,000円上がります。
そのほか、賞与にて夏のボーナスが例えば基本給×2.5ヶ月で50,000円、冬のボーナスで基本給×3.5ヶ月で70,000円上がります。
年収とすると、
240,000円+50,000円+70,000円=360,000円
1年間で36万円上がるのは、大きいですよね!
同じ勤務時間で、36万円アップは、嬉しかったです。
勤務地域や需要によっても、給与に変動あり
私が住んでいるところが、かなりの田舎だったので、地域全体的に安い賃金でしたが、都会ではもう少し給与が高くなると思います。
また、領域によって人手が足りず、需要が高い地域では、給与が高いです。
ちなみに、通所リハビリテーションの職場では、人手の足りなさから、面接の際に調整手当を引き上げてもらいました。
需要次第では、こんな交渉をすることもできます。
作業療法士が確実に給与を上げる方法
資格を取得しても、給与は変わらない
私は、作業療法士として就職してから
- 住環境コーディネーター2級
- 保育士
- 認知症ケア専門士
を取得しましたが、全く給料が上がりませんでした。
夫も認定理学療法士や呼吸療法認定士を取得しましたが、こちらも全く給料は変わらず。
作業療法士や理学療法士が資格を取得するのは、スキルアップをしたり、自分に自信をつけたりするためだけのもの。
資格を取得したからといって、給与が上がることを期待するのは、辞めましょう。
給与を上げるためには、転職が確実!
資格を取得しても、給与は上がらない。
確実に手っ取り早く、給与を上げるには、転職が確実です。
私の例をとれば、2年間で5,500円程しか昇給しない職場にいるより、転職すればあっという間に給料は年間36万円アップしますよ!
転職に興味がある方は、こちらの記事もどうぞ!
まとめ
実際に見てもらった通り、作業療法士は全く昇給しない職業です。
そのため、給料を上げたい時は、断然転職がおすすめです!
ただし、地域によって金額は異なりますので、転職エージェントやハローワークなどで、勤めたい地域の求人情報を確認してみてくださいね。
おすすめの転職エージェントは、こちら!
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