退職届を提出し、引き継ぎも済み、いよいよ退職日もしくは出勤最終日を迎えるだけ。
あと少しで退職できると思うと、今の職場から自由になれるという解放感と、無事に退職日を終えることができるのだろうかという緊張感が走りますよね。
そんな解放感と緊張感が入り混じった退職日を、皆さんはどのように過ごしているのでしょうか?

とても気になるところだと思います。
また、そもそも退職日まで皆さん働いているものでしょうか?
私は、3回の転職時に3回とも退職日まで余っている有給休暇を消化し、だいたい2週間程前に出勤最終日を迎えました。



そのため、出勤最終日に挨拶し、退職日は家でゆっくり過ごしました。
結構、退職前に有給を消化しながら退職日を迎える方が多い印象です。
落ち着いて退職日を迎えられるのは、嬉しいですよね。
しかし、退職前の有給休暇の消化には、実は注意が必要です。
・有給休暇消化中のボーナスは、減額されることがある。
・副業禁止の職場では、有給休暇の消化中に他の仕事に就くことで、懲戒解雇となり、退職金が支払われないこともある。
今回は、出勤最終日の挨拶方法や退職前の有給休暇消化の注意点をお伝えします。
- 退職日の過ごし方を知りたい方
- これから退職する人
- 転職を考えている方
出勤最終日の過ごし方
出勤最終日の朝は、いよいよ今日で職場に来るのも最後だと思うと、寂しい気持ちやら、次の職場に向けて気分一新スッキリする気持ちやら、なんとも言えない気持ちですね。
出勤最終日に心がけていたことは、「たつ鳥跡を濁さず」です。
自分の持ち物も気持ちも、しっかり精算し、同僚や患者様、利用者様の邪魔にならないよう過ごしていくことが大切です。
心に留めておいてほしいことは、自分にとって出勤最終日は、とても特別な日ですが、他の方にとってはいつもの日常と変わらないと思っている方が多いので、あまり期待せずこっそり辞めていくぐらいの気持ちの方が良いでしょう。
朝のミーティングで所属部門へ挨拶


仕事終了時間は、バラつくことが多いので、たいてい朝のミーティングの際に、退職の挨拶をさせてもらえることが多いです。
もし、上司などに話題を振ってもらえない時は、ミーティングが終了する直前に、自ら挨拶をしましょう。
その際、他のスタッフにとって朝の時間は、忙しく貴重な時間であるため、簡潔に挨拶しましょう。
〇年間お世話になりました。〇〇病院では、〇〇をはじめ、多くのことを学ばせていただきました。
また、スタッフの皆さんにもいつも助けていただき、心強かったです。
本当にありがとうございました。
患者さんや利用者さんへ挨拶


患者さんや利用者さんに対して退職の話は、あらかじめ引き継ぎ際に話していることが多いでしょう。
そのため、出勤最終日の挨拶は、「途中で担当が変更になった謝罪」と「新しい担当者が頼りになる」話を、簡潔な挨拶とともに話しましょう。
ここで大切なことは、引き継ぎ後も安心してリハビリができる環境にあることを伝えることが大切です。
他部門へ挨拶


関わった部門や方々へも、挨拶をしていきましょう。
他の方々も、普段の業務で忙しいため、とても簡単な挨拶で良いと思います。
後日、他の部署の方が「あら?いないの?」「挨拶もしないでにやめたの?」なんて言われないよう、形だけでも良いので、声をかけていきましょう。
もしかしたら、今後別の職場で一緒に働く機会があるかもしれません。
お礼の品はどうする?


退職の挨拶は、気持ちが一番大切ですが、できれば気持ちを形にして現した方が伝わるでしょう。



特に、高いものをプレゼントする必要はありません。
お礼の品で一番おすすめな物は、物が後に残らないお菓子です。
特に休憩時間がバラバラとなりやすい、リハビリ職は個装のお菓子がおすすめです。
例えば、こんなお菓子がおすすめです。


有給消化のため、直接挨拶することが難しい場合は、メッセージカードなどを添えるのもおすすめです。
退職前の有給休暇消化の注意点


有給休暇消化中のボーナスは、減額されることがある


有給休暇の消化中の場合も、職場に在籍していることになるので、ボーナス(賞与)算定期間に勤務実績があれば、ボーナスは支給されます。



ボーナス支給を考慮して、退職時期を決めた方もいると思います。
ただ、ここで注意してほしいことは、ボーナスの支給額は会社側の匙加減となるため、場合によっては有給休暇中の支給とため減額になることもあると覚えておきましょう。
そのため、ボーナスを満額支給してもらいたい方は、あらかじめ計画的に消化していくか、ボーナス支給を受けてから、有給休暇を消化していきましょう。
有給休暇の消化期間に他の仕事に就くのは、注意が必要!


在職している病院や施設が副業を禁止している場合、有給休暇の消化期間であっても、他の仕事につくことは禁止となります。
アルバイトなども同様に禁止です。
もし、副業などが在籍している職場にバレた場合、懲戒解雇となり、退職金が支払われないこともあるので、注意が必要です。
心配であれば、念のため在職中の職場と勤めようとしている職場の両方に確認しておきましょう。
まとめ
・朝のミーティングで、簡潔に挨拶をする。
・患者さんや利用者さんへの挨拶は、引き継ぎ後も安心してリハビリできる環境であることを伝えることが大切。
・他部門へも、挨拶を忘れずに。
お礼の品は、個装のお菓子がおすすめです。


気持ちは、形にした方が喜ばれますよ。
・有給休暇消化中のボーナスは、減額されることがある。
・副業禁止の職場では、有給休暇の消化中に他の仕事に就くことで、懲戒解雇となり、退職金が支払われないこともあるため、注意が必要。
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